製品紹介
モクシー1500
生まれ変わるコンクリートの生命 MOXIE-1500(浸透型コンクリート強化剤)
写真はMOXIE-1500・20リッター
MOXIE-1500(浸透型コンクリート強化剤)はコンクリート表面に塗布すると、その有効成分はコンクリート空隙に深く浸透し、水和生成物の水酸化カルシウムや、その他の遊離アルカリ成分と強固に結合し、水不溶性の無機質ゲルに変換します。
形成された無機質ゲル体は、コンクリート空隙を埋めコンクリートを緻密化します。
緻密化されたコンクリートには、コンクリート劣化の外的因子を遮断し、コンクリートの耐久性を向上させる等の数々の効果がもたらされます。
MOXIE効果は、米国の多くの実績により、高く評価されています。
コンクリートの緻密化による耐久性UP!
コンクリートの劣化の原因は、水・大気・塩分・・・・・・・。
MOXIE-1500は、コンクリート内部の空隙に無機質ゲルを形成し、これらの侵入通路を遮断します。
塗布型浸透性防止剤
モクシー・1500
モクシー・1800
(コンクリートの中性化、劣化防止剤)
1.鉄筋コンクリートの経時的劣化現象について
鉄筋コンクリートは通常、長期間外気にさらされると、組織中の水酸化カルシウム(Ca(OH)2)が大気中の炭酸ガス(CO2)と反応して、炭酸カルシウム(CaCO3)となり、コンクリートのアルカリ性が失われるとともに鉄筋が腐触しやすくなる。
鉄筋が腐触するとその膨脹圧によって、カプリコンクリートに亀裂が生じ、鉄筋の腐触が加速度的進行し、鉄筋コンクリートは機能的にも構造的にも使用に耐えなくなる。
2.モクシー1500、モクシー1800で処理された鉄筋コンクリート
コンクリートはセメントの水和反応よって生成された鉱物組織間に、水または空気の存在するミクロの空隙を分散保有し、有害ガスや水による浸蝕が避けられない構造となっているが、モクシー11500、モクシー・1800をコンクリート体表面に直接塗布するとモクシー・1500、モクシー・1800中の活性硅酸イオンがミクロの空隙に浸透し、コンクリート中の水酸化カルシウムと反応して、不溶性の硅酸カルシウムゲル(CaSiO3)を生成して空隙を埋める。
この反応メカニズムは、塗布後徐々に内部に向って進行し、順次空隙を充填して組織全体が緻密化される。
この結果コンクリートは、水密性、気密性が高くなり、中性化(炭酸化)の進行が遅く、水による水酸性カルシウムの溶出が抑えられ、鉄筋コンクリートの寿命が飛躍的に向上する。
特長
1.内部浸透型
MOXIEは、単なる表面処理の撥水剤・塗膜形成材とは異なり、コンクリート内部に深く浸透し、コンクリートそのものを緻密化します。(約8インチ:約20cm浸透します)
このため躯体内部からの水・水蒸気透過をコンクリート自体が抑止します。
従って表面皮膜形成型等に見られる内部水による塗膜の膨れ、剥落といった現象は一切見られません。
2.完全無機質
MOXIEは、数種の特殊無機質化合物から成り、コンクリート中の遊離無機水和物と強固に反応し、これらを無機質ゲル体に変換します。 形成された無機質ゲル体は、水に不溶の非常に安定な性質を有しています。
3.固相反応
セメントの水和反応は、固相反応ですが、MOXIEのコンクリート中における反応も固相反応で、内部残留水の存在下反応成分の拡散により反応は進行します。
この為、MOXIEのコンクリート内部への浸透は、時間と共に進んで行きます。
4.色調・質感保持
MOXIEは、表面皮膜を形成せず、且つ無色透明液体ですので、躯体の色調・質感を変えず、躯体素材の美しさをそのまま保持する事が出来ます。
5.無毒性・不燃性
MOXIEによる環境汚染は全く有りません。(U.S.D.A.認可済)
又、不燃性で火気に対しても安全です。
作用・効果(用途)
- コンクリートのひび割れ・風化・防止
- コンクリートの防水・防湿
- コンクリートの表面耐摩耗性UP
- コンクリートの耐酸性UP
- コンクリートの圧縮強度UP
- 塗装下地プライマー
- コンクリートの表面汚染防止
- アルカリ骨材反応の防止
- 中性化防止
施工方法(MOXIE-1500)
作業手順
- 作業面を清掃する。
- MOXIE-1500を塗布する(1回目)(100~150g/m2)
- 乾燥後少量の清水で表面を湿潤状態にする。
- 乾燥後MOXIE1500を塗布する。(2回目)(100~150g/m2)
- 乾燥後少量の清水で表面を湿潤状態にする。
- 1~2日経過してから表面の折出物を水洗する。
主な施工実績
米国
日本
MOXIE-1500性状
外観 | 無色透明 |
---|---|
成分 | 特殊無機シリケートを主成分とする |
比重 | 1.08(約20℃) |
粘度 | 約5cps |
表面張力 | 36.3dyn/cm(約20℃) |
凝固点 | 約-4℃ |
引火点 | なし |
燃焼性 | なし |
PH | 12 |
臭気 | 殆んどなし |
毒性 | なし(下記参照) |
毒性試験結果
鉛 | 検出しない(1ppm以下) |
---|---|
カドミウム | 検出しない(0.2ppm以下) |
ヒ素 | 検出しない(0.2ppm以下) |
水銀 | 検出しない(0.01ppm以下) |
クロム | 検出しない(0.5ppm以下) |
シアン | 検出しない(0.1ppm以下) |
フエノール類 | 検出しない(0.1ppm以下) |
ホルムアルテヒド | 検出しない(4ppm以下) |